設定まとめ『Welcome to an Unforgettable day!!』

『Welcome to an Unforgettable day!!』

一次創作『Welcome to an Unforgettable day!!』の設定まとめです。

『Welcome to an Unforgettable day!!』は2作目、

『Welcome to an Ungettable day』の続編です。

現代劇で日本が舞台。とある土地で頻発する不思議な現象の根本解決を解き明かすべく、

彼女たち6人はSC(エスシー)と呼ばれる役割を担っている。

このメンバーの選出基準は明かされておらず、ただ、一人の女の子が“選んでいる”のだという――。


あらすじ(前作)『Welcome to an Ungettable day』

すべての件の、氷山の一角であった、というはじまりの事件を解決するまでのお話。

最初に事件に巻き込まれていたハインと、主人公である梓と尚樹は出会ったことで

チームとして行動を共にすることになる。

そして見事、無事にひとつの事件を解決するも、梓たちの見守り役であり、上司であるエルヴィンは

梓と尚樹とハインを必要としていながら、本件より遠ざけることを決める。

形式的に記憶を消すも、「約束を思い出して、指定された日時にこの土地にこの土地に再び3人で集まること」を条件に、記憶が残るようにエルヴィンが計らってくれたため、無事に再会することができたのであった。


あらすじ(今作):『Welcome to an Unforgettable day!!』

前作から半年後。大学生になった梓と尚樹、ハインは再びこの土地を訪れる。

思い出話に花を咲かせる一方で、大きな思惑が動いており、

巻き込まれた梓たちは、頻発するようになった

不思議現象の根本解決を担わされることとなった。

しかしなぜか姿が見えない上司のエルヴィンと、

入れ替わる形でやってきた監視役で新しい上司のヨギ。

そして、新たにSCに”選ばれた”、陸、実玲、しずくの3人を新たにメンバーに加え、

計6人でのチームSCが新たにスタートする。


メインキャラ

【梅宮 梓】(うめみや あずさ)

「私、梅宮梓。嬉しいな、よろしくね!」

18歳 2月17日生まれ 前作今作主人公。

明るくまっすぐで、人と喋るのが好きな、困っている人は

放っておけない性分のお人好し。

ある程度のことは頑張れば人並み以上にはできるようになるが、やや器用貧乏。

基本的に誰とでも打ち解けられる性格。

前作から続いてリーダーをすることとなった。続編で大指針として上司である

エルヴィンを救出することを大きな目標にSCのメンバーをまとめる。

色んな人の協力を得てまっすぐに進むことのできる女の子である。

【竹内 尚樹】(たけうち なおき)

「俺は竹内尚樹。よろしく」

18歳 11月8日生まれ

冷静で物静か。口数が少ないがよく人を見ている。

同世代と比べて落ち着いているので誤解されがちだが、

人付き合いは悪いわけでない。

成績はかなり優秀で頭の回転もよいが、それを鼻にかけず

真面目で実直な性格。

梓やハインとは前作からの付き合いではあるが、梓のことは意識しつつもかなり奥手。

ハインとは前作で喧嘩して来の良き友人で、今作でもよく一緒に行動している。

人の細やかな変化に気を配れる尚樹は誰よりも冷静に人間関係を見つつ、今まで以上に

ブレイン担当を担っている。

【松岡 颯斗】(まつおか はやと) (ハイン)

「僕はその。ハインって呼んでほしいな。ちょっと時間かかるかもだれど。よろしくね」

18歳 8月23日生まれ

皆からはハインと呼ばれ、SCメンバーの中で一番歴が長い。

音楽の天才で集中力がずば抜けて高く、周りを気にせず没頭できる才を持つ。

天才故、どこか人付き合いがやや苦手。最初は他人行儀だが、慣れてくると素の表情が出てくる。

普段は年相応によく笑い、しっかり者で穏やかな優しい性格。

颯斗の松岡家は超有名な音楽一家であり、颯斗自身も他の追随を許さないほどの音楽の天才である。

そのことを根掘り葉掘り、出合い頭に興味本位で聞かれることに嫌気がさし、

更には家庭内のとある一件で自分の名前が好きになれずなかなか他者に心を開けずにいた。

そんな颯斗が本件に巻き込まれ、エルヴィンは「ハイン」とニックネームを付けたこと、

また、前作で梓や尚樹に出会ったことで、

今やハイン、というのはニックネームとして颯斗のお気に入りとなった。

音楽の才と、音楽が大好きという点で右に出るものはおらず、SCメンバーに大きく貢献している。

【望月 陸】(もちづき りく)

「僕の名前は望月陸。もちづきは望む月で、望月。

りくは海と陸の、陸。陸でいいよ、よろしくね」

19歳(本編開始時点が6月1日のため) 4月16日生まれ 今作キーパーソン。

育った環境もあり、本心を隠しがちだが外見に反して本来は律儀で素直。

思ったことは口にしてしまう正直なタイプ。時として年上の慣れた相手に

あえてタメ口を使ったりという甘えも見せる。

本来は興味から体が先に動いてしまうような、好奇心旺盛な性格でもある。

前作梓たちの上司であった、エルヴィンとは伯父と、甥っ子の関係である。

エルヴィンの妹、カーシャ・ヴィヴィが母で、父の望月健一が日本人なためハーフであり、

眉目秀麗で金髪と、目を惹く容姿をしており、そして、ヴィヴィ血筋という特別な体質である。

ヴィヴィ血筋は人よりも言霊が強く、人の心に干渉できる言霊を操れるという“術”を使えるという。

その能力とエルヴィンとの関係から、梓たちを内側から監視する、

所謂、スパイをさせられているのだった。

このことで負い目や引け目などの複雑な気持ちがあったが、次第に梓たちに絆されていく。

不思議現象の根本である、「とある少女」のことが“解かる”のだという、

事件解決のためのカギを握る人物である。

【華原 実玲】(かはら みれい)

「あたしは華原実玲。かはらの、かは難しい方の華で、はらは原っぱの原。

みれいのみは果実の実で、玲は王に命令の令よ。よろしく、でいいのね」

18歳 12月15日生まれ

きつめの美人で近寄りがたく思われがちだが、面倒見がよく

相談にもよく乗ってくれる姉御肌気質。一方で陰では努力家で

成り行きの駆け出しとはいえ、雑誌のモデルをやっているのは実玲の努力の賜物。

負けず嫌いで好き嫌いがはっきりした性格。

本編でしずくと息が合い、よく一緒にいる。

ペアが基本のSCでの行動で、尚樹と組んでいるが犬猿の仲で、

互いに譲歩できないところはしょっちゅう言い合いをしている。

元来の負けん気もあり、自分たちが利用されていることが気に食わず、

事件の解決に躍起になっている。

勝気で、それを裏付ける努力家。はっきりとした物言いは

皆の勝利のムードメーカーである。

【雪乃 しずく】(ゆきの しずく)

「わたしは雪乃しずくと申します。しずくは平仮名です。

どうか、以後お見知りおきを」

18歳 6月21日生まれ

雪乃家という正真正銘のお嬢様。教養と礼儀をしっかりと身につけており、

交渉術にも長けている。

一方でその他のことに関しては、かなりおっとりとしており、非常に天然。

時折、本心か冗談なのか天然なのかわからない言動は、周囲を惑わせており

マイペースな性格。

生まれも育ちも本物のお嬢様ながら、そんな自分が世間とズレていることは

理解しているため、やや寂しさを抱えていた。

同じく家庭に思うことがあり話したくないというハインに興味を持ち、

仲良くなった実玲やみんなと共に、今まで経験のなかったことを

たくさんして楽しんでいる。

目の前のことだけでなく、大局で物事を考えられるしずくは、

少し大人びた意見で皆を支える存在である。

【ロウィ】

「名前。名前なんてないよ。私は“私”。

お姉さんたちの探していた力、そのもの」

「私は“ロウィ”!ありがとう、お姉さんたち、お兄さんたち」

年齢、生年月日(出会ったのはハロウィンの夜)、本名不明。本作の鍵を握る少女。

ハロウィンの夜に出会った女の子。

自らをこの土地の概念、力そのものだと語る不思議な存在。

その不思議さと異質さとは裏腹に、愛らしい見た目で人が好き。

誰もを愛し、誰からも愛される存在である。

寂しがり屋で悪戯もするが、非常に人懐っこい性格。

その正体はここの土地で頻発している、梓たちSCが調査している

原因の概念そのものである。

本来人型をしていないが、ハロウィンの夜に出会い、

梓が「ハロウィン」から取った、「ロウィ」と名付けたことで

存在が固定化された。

陸のヴィヴィ血筋、言霊を操れる力のルーツとは関係ないが、

力の源流が近いので、陸やエルヴィンはロウィがどういう存在なのか、

“解かる”が具体的な理由や解決の糸口はわからない。

しかし、この女の子と出会い、「ロウィ」と名付けられ、梓たちと共に過ごすことが

大いに事件の根本解決へと進むこととなる。

人型をしているのはロウィにとっても予想外で、故に人と同じ「意思」を持ち、

「人を選ぶこと」が可能になってしまった。

SCメンバーの選出にあたって、ハインを最初に指名したのは、

気に入ったからという気まぐれだったが、そこからは

ハインの「同世代の友だちが欲しい」という独り言を、

半分「参考」にし、今の6人のメンバーを選出した。


サブキャラクター

上司たちです。

【エルヴィン・ヴィヴィ】

前作梓たちの上司であり、見守り役でもあったが、今作では何らかの理由で姿を消している。

仕事に非常に厳しく、口調もぶっきらぼうで、かなり近寄りがたく思われている。

初対面のとっつきにくさは内心を隠すためのもので、元々は情熱的で、情に厚く、

部下思いの面倒見の良い、よき上司である。

本人が不在であっても、隠しきれない本来のその人柄に惹かれた

部下たちが有志で梓たちをサポートしてくれている。

エルヴィンは陸とは伯父と甥の関係。ゆえに、陸と同じヴィヴィ血筋で、

人よりも言霊が強く、人の心に干渉できる言霊を操れるという“術”を使えるという。

元々は情熱的な面が表に出ていたが、実妹(=陸の母カーシャ・ヴィヴィ)を

病気で亡くした上に、その後娘と妻を事故で亡くして以来、

一時期かなりすさんだことで、今のように内心を隠すようになってしまった。

その際、陸ともこれらの件で微妙な距離感で疎遠になっている。

娘と妻を亡くした事故が今回の一連の異変と繋がっていると睨んでおり、

誰よりも事件解決に協力し、また黒幕への“復讐心”を滾らせている。

かなりのヘビースモーカーであったが、ハインと出会って来、禁煙しようかと検討している。

(音楽が好きなハインへの配慮。部下想いのエルヴィンの一面。)

実はまだロウィの選んでいなかった時代のSC(エスシー)の最高ランクである、

伝説で、幻のTSC(トリプルエスシー)だったという。

【ヨギ・フューチュリティ】

今作の梓たちの上司で、不在のエルヴィンに代わって、見守り役ではなく、

お目付け役を自ら名乗り出たという。

どこか女性っぽい口調が特徴的なつかみどころのない不思議な雰囲気を持つ人物。

言動がルーズではあるが、非常にやり手のエリートで、そつなく仕事をこなすほど、

手腕はかなりのもの。

言動とは裏腹に意外と義理堅く、興味を惹いた人物には時折気にかけてくれる。

元々エルヴィンとは同期で、もう一人、リンティ・ラナという後輩女性と

三人で、伝説とも呼ばれるほどのチームであったという。

旧知の仲ゆえ、事あるごとにエルヴィンをいじるのがヨギの楽しみである。

例の件でエルヴィンが復讐に憑りつかれる前も今も知っているヨギは、

エルヴィンを変えた、「新しいSC」である梓たちを見てみたくなったという。

亡きエルヴィンの実妹(=陸の母親)に入れ込んでいたため、

忘れ形見となってしまった陸を気にかけている。

かなりの酒豪で、酒に強くよく呑んでいる姿が見受けられている。

今の梓たちの上司という立場と、陸と同じく監視役という立場を兼ねながらも、

どこまで本心なのかは不明の、楽しんでいる節があるようである。

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